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柴犬モモの憂鬱3
ルイスが帰って私は考えた。

そもそも私はラブラドールという犬種が前から好きではなかった。
やつらは主君以外にも気軽に笑顔を見せ、知らない人ともすぐに仲良くなり、私には全く理解できない存在だ。

口元はいつもひらきっぱなしで、シッポもだらしなく下がっている 。

耳なんてどうだ?まるで人の話など聞く気がないじゃあないか!
とうていこんな犬とは相入れることはないのだ。

私は柴犬、武士の犬である。

だが、私は不覚にもルイスと人間たちを見て思ったことがある。
それはルイスが「伏せ」や「おすわり」をすれば人間たちは喜び、ルイスにおやつを与えていたことだ。

今まで私は人間からの指示で「伏せ」をする事はなかった。
なぜなら私は武士だからだ。

しかし武士もお腹はすく。

・・もしかして私が「伏せ」や「おすわり」をしたら、私もおやつがもらえるのだろうか・・

そうこう考えるうちに、またルイスがうちにやって来た。

  
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